作物病害による被害を防ぐには、病気の早期発見と特定がとても重要です。
しかし、 多くの場合は病気が進行し、症状が現れてから気づくことになります 。
このような問題に対して、本学の植物クリニックセンターでは、様々な技術を駆使して効果的な診断法の開発に取り組んでいます。
近年、遺伝子診断は医学をはじめ様々な分野で利用され、作物の病害に対しても幅広く応用されています。
遺伝子診断のメリットとして、DNAの塩基配列を基にして病原体の特定を行えることがあげられます。
また、検査に必要な検体量はごく少量で、病害の発生後のみならず発生前の環境中に存在する病原体を検出することも可能です。このような技術を活かして、迅速で正確な病害診断を実現し、地域の農業生産現場に貢献することを目指しています。
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